内臓の冷えが代謝を落とすワケとは?
梅雨も明けて夏本番を迎える7月。暑さから逃れるために、ついクーラーの効いた部屋で過ごす時間が長くなっていませんか?
涼しくて快適…と思いきや、実は“クーラー冷え”が、あなたの体にじわじわと悪影響を及ぼしているかもしれません。特に「内臓の冷え」は、代謝の低下やダイエットの停滞を引き起こす要因になるのです。
今回は、夏に気をつけたい“内臓の冷え”とその対策について解説していきます。
7月は“クーラー冷え”に要注意!
内臓の冷えが代謝を落とすワケとは?
夏本番を迎える7月。暑さから逃れるために、ついクーラーの効いた部屋で過ごす時間が長くなっていませんか?
涼しくて快適…と思いきや、実は“クーラー冷え”が、あなたの体にじわじわと悪影響を及ぼしているかもしれません。特に「内臓の冷え」は、代謝の低下やダイエットの停滞を引き起こす要因になるのです。
今回は、夏に気をつけたい“内臓の冷え”とその対策について解説していきます。
クーラー冷えが引き起こす「内臓の冷え」とは?

冷房の効いた室内に長時間いると、体の深部まで冷えが入り込み、筋肉だけでなく「内臓」も冷えてしまいます。特に、お腹まわりは脂肪が多く冷えやすい部位。内臓が冷えると、消化機能や血流が低下し、基礎代謝が落ちる原因となります。
内臓が冷えると、以下のような不調が現れやすくなります。
- 朝起きても体がだるい
- 食欲はあるのに、なんとなく胃もたれ
- 便秘や下痢など腸内環境の乱れ
- 手足が冷たい
- 生理不順やPMSの悪化
これらは、単なる夏バテではなく“冷え”からくるサインかもしれません。
なぜ“内臓の冷え”で代謝が落ちるの?
内臓が冷えると、体の基礎代謝が低下します。では、なぜ冷えるだけで代謝が落ちてしまうのでしょうか?その理由は大きく3つあります。
① 酵素の働きが鈍くなる
体内の代謝は、酵素という“はたらき者”によって支えられています。酵素は栄養素をエネルギーに変えたり、脂肪を分解するのに欠かせませんが、その働きがもっとも活発になるのは約37℃前後。
内臓が冷えるとこの酵素の働きが鈍くなり、脂肪燃焼効率が下がってしまいます。
② 血流が悪くなる
冷えは血管を収縮させ、血流を滞らせます。内臓への血流が悪くなると、必要な酸素や栄養素が届きにくくなり、老廃物の排出も滞ります。
これにより消化・吸収・排出といった内臓の基本的な働きが鈍くなり、代謝全体が低下してしまうのです。
③ 自律神経が乱れる
冷房の効いた室内と外気温の差が激しいと、自律神経が乱れやすくなります。自律神経は内臓の働きをコントロールしているため、バランスが崩れると消化力や代謝が落ち、さらに体温調節もうまくいかなくなって悪循環に。
まとめると:
内臓が冷える
→ 酵素の働きが低下
→ 血流が滞る
→ 自律神経が乱れる
→ 代謝が落ち、脂肪が燃えにくくなる!
冷えは単なる「冷たい感覚」ではなく、体の機能そのものを低下させてしまう“隠れた代謝ブレーキ”なのです。
特に女性は要注意!

女性は男性に比べて筋肉量が少なく、体熱を生み出す力が弱いため、冷えやすい体質の方が多いです。冷え性に悩まされている方はもちろん、エアコンの風が直接当たる環境にいる方は、特に注意が必要です。
今日からできる“内臓冷え”対策
内臓を冷やさないためには、以下のような習慣を意識してみてください。
● 常温〜温かい飲み物を選ぶ

冷たい飲み物をガブ飲みしていませんか?
夏でもなるべく常温や白湯、温かいお茶などを選ぶようにしましょう。特に朝の一杯は白湯がおすすめです。
● 夏でも湯船につかる

シャワーだけで済ませず、38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分ほどつかることで、内臓から体温を上げることができます。
● 腹巻きや温活グッズを活用する

冷房の効いた室内では、お腹まわりを守る腹巻きや薄手のブランケットがおすすめ。女性の場合はカイロを使うのも◎。
● タンパク質とビタミンB群をしっかり摂る

代謝を助ける栄養素として、肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質、豚肉や納豆、卵に含まれるビタミンB群を意識的に摂りましょう。
BMのパーソナルでは「冷え対策」もサポート

BMではダイエットやボディメイクのサポートだけでなく、体質や冷え性の傾向もカウンセリングで把握し、最適なトレーニング・栄養・セルフケアを提案しています。呼吸法やピラティス、ストレッチなども取り入れ、代謝を高める土台づくりを重視しています。
おわりに
暑いからといって「冷やしすぎ」は、代謝ダウンの落とし穴。クーラー冷えは、目に見えない“隠れ冷え”としてあなたの体に影響を及ぼします。
「涼しく過ごしつつ、体は温かく保つ」
この夏はそんな工夫で、健康的な体と代謝をキープしていきましょう!